太平山(たいへいざん)

横手盆地を一望できる太平山からの展望。
写真提供:横手市 柿崎様


太平山は、出羽丘陵地域の一角、羽後町のほぼ中心にある標高473.8mの山です。
山頂には「煙岡神社(けむりがおかじんじゃ)」があります。
もとはこの山全体が「煙岡(けむりがおか)」と呼ばれていたといわれています。

足田遺跡西方4、5kmの地点に位置するこの山は、連なる山並みの主峰となっています。
社の名称「煙岡」は、煙をあげる所、すなわち烽台のおかれていた場所を意味するといわれており、足田遺跡発掘調査当時「まぼろしの城」といわれる雄勝城との関連から、一時期は古代史の学者や郷土史家からかなり注目を浴びていました。

太平山にあるいこいの森は、休憩展望所「みはらし荘」・散策道・東屋・駐車場・案内看板・水洗トイレなどが整備されており、ブナやもみじ・クヌギ・白樺などの木々により形成された森、リスやカモシカ・ウグイスなども見られ、四季折々の自然が楽しめます。

また、みはらし荘周辺や頂上からは、鳥海山や湯沢雄勝・横手平鹿、遠くは大曲仙北まで見渡すことができ、天気の良い日には日本海が見えることもあります。
夜には見事な夜景が展開します。

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