旧長谷山邸(きゅうはせやまてい)

この施設は、羽後町田代地区(旧田代村)の地主であった長谷山家の邸宅を10年前に羽後町が修繕し、総合的な交流の場として利用、公開、保存されているものです。

旧長谷山邸は、地主屋敷の風格を保っており地域のシンボルとして親しまれている本格的な木造の歴史的建造物で、棟札から母屋は明治15年、土蔵は明治35年に建築されたことがわかっています。母屋は、この地方に多く見られる茅葺民家形式の中門造の様式で、側柱上端から腕木を出したせがい造りの重厚な外観と内部の梁を幾重にも積み重ねる「本小屋」の梁組、座敷の書院風座敷飾、細やかな組子細工など、贅を尽くしたこだわりの感じられる建物で、土蔵高楼は周囲に映える白壁と軸部の均整の取れた美しさが「長谷山の三階建」と言われて地域のシンボルとされ、この二つの建物が渡り廊下で連結されています。
現代の家にはない、太い柱、梁を組み上げた内部は一見の価値ありです。

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